当社小武川第三発電所上来沢川ダムにおけるダム管理の適正性点検結果の報告について
平成21年4月27日
東京電力株式会社
当社小武川[こむかわ]第三発電所上来沢川[かみくりざわがわ]ダム(所在地:山梨県韮崎[にらさき]市)は、排砂施設※1の無許可工事により、平成18年11月24日に国土交通省関東地方整備局から安全性が確認されるまでの間についてのダムの使用停止の指示を受け、平成19年5月16日に同局から使用停止命令を受けました。
その後、是正計画を作成し、河川法第26条第1項※2に基づく工作物の改築工事の許可の申請を行い、ダム改築工事を実施した後の同局の完成検査に合格し、平成21年3月19日に使用停止命令の解除を受け、ダムの使用を再開いたしました。
(平成19年5月7日 、5月16日(1) (2) 、平成20年5月30日 、平成21年3月23日お知らせ済み)
当社は、国土交通省からの命令※3に基づき、上来沢川ダムについて、第三者委員会※4によりダム管理の適正性を点検、評価していただき、それらの結果をとりまとめ、本日、関東地方整備局へ報告しましたので、お知らせいたします。
本報告において、当社は上来沢川ダムを適正に管理しており、同ダムは十分な安全性を有していると第三者委員会により評価されております。
当社は、このたびの点検結果を踏まえ、今後も引き続き適正なダム管理に努めてまいります。
以 上
○添付資料
- ※1 排砂施設
調整池内に一時的に貯まった砂を排出するための設備。 - ※2 河川法第26条第1項
河川区域内の土地において工作物を新築し、改築し、又は除却しようとする者は、国土交通省令で定めるところにより、河川管理者の許可を受けなければならない。 - ※3 国土交通省からの命令
今後10年間を是正計画の検証期間とし、第三者によるダム管理の適正性点検を行い、その結果を報告すること。(河川法第75条第1項に基づく命令) - ※4 第三者委員会
大町達夫委員長(東京工業大学大学院教授)、他3名によって構成されたダム安全性等評価委員会。