お日さまの光が、だんだんあたたかくなって、
やっと森に春が来ました。
「ブーナン、よくがんばったわね。春が来たわよ。」
お母さんの声が、聞こえてきます。
そこに、ねぼけた顔をして、クータンが、やってきて言いました。
「元気だったかい?冬はつらかっただろう?」
「へい気さ。クータンは、まだねむそうだね。」
「うん。でもおなかがすいちゃったな。いっぱいごはんを食べるぞー。」
「ぼくもお日さまをたくさんあびるぞー。」
冬をこして、
二人は、少したくましくなりました。
このたび東京電力では、子供たちに森の自然の大切さを伝え、環境学習のお役に立てるよう、小学校低学年を対象に、ブナを主人公とした絵本「森のともだち」を、小学校高学年を対象に、ブナや森林を題材とした解説本「森のともだち ブナを知ろう」を作成しました。