木を再利用して作られたヘッドホンというと、どういうものを皆さまは想像されるでしょうか。
この度、ハウジングと呼ばれるヘッドホンの耳を覆う部分に、尾瀬の木道に使われていたカラマツ材を再利用したヘッドホンが製造されました。
尾瀬国立公園にある約65キロの木道のうち、約20キロを東京電力リニューアブルパワーが設置しています。尾瀬は気候条件が厳しいため、木道の傷みが早く、10年程度のサイクルで取り換えながら木道を維持・管理しており、取り換えた木道の一部は”尾瀬の木道ペーパー”として再利用されてきました。
尾瀬の木道の再利用先拡大が求められるなか、プロミュージシャンも愛用するヘッドホンを製作するTAGO STUDIO(社長:群馬県高崎市出身の作曲家兼音楽プロデューサーの多胡邦夫さん)が「自然保護運動の発祥地である尾瀬の木道をもっと活かせないか」と考え、2021年から製造に着手。広葉樹を使ったヘッドホンの製造ノウハウはあったものの、今回は針葉樹(カラマツ)ということで試行錯誤しながら、ようやく納得するヘッドホンが完成しました。
尾瀬木道ヘッドホンは、群馬県片品村のふるさと納税の返礼品限定で入手可能です。尾瀬の自然を長きにわたって守ってきた力強くも優しい音色のヘッドホンにご興味のある方は、ぜひ各種ふるさと納税サイトよりお申し込みください!

ハウジングに尾瀬の木道が再利用されている

ヘッドホン

左から2人目:片品村 梅沢村長 右から2人目:TAGO STUDIO多胡社長