世界中のいろいろな地域でマラソン大会が開催されていますが、日本の尾瀬でも、「尾瀬マウンテンマラソン」大会が毎年開催されていることをご存知でしょうか。今年は10月最後の日曜日、紅葉真っ盛りのなか、大会が開催されました。大会コンセプトは「また来たい」。尾瀬にまた来たいと思ってほしい、という想いでこのマラソン大会は企画されています。
マラソンコースは、3種類あります。
1番長いコースは、21kmの「富士見田代コース」で、スノーパーク尾瀬戸倉スキー場から富士見峠までを往復します。参加資格は高校生以上、制限時間は5時間です。タイムを競うも良し、ちょっとしたツアー感覚で景色を堪能したり、写真を撮ったりと、自分のペースで楽しめます。コース後半では、木道を通ります。木道は走ることが禁止されており、右側を歩く決まりになっています。マラソン大会で、途中徒歩区間があるのは、尾瀬だけかもしれません。
次に、10kmの「田代原コース」。スタートは同じくスノーパーク尾瀬戸倉スキー場で、そこから「十二曲がり」を越えて田代原を折り返します。制限時間は3時間で、中学生以上が参加できます。
最後に、1kmのキッズコースです。スノーパーク尾瀬戸倉スキー場内をぐるっと1周します。途中、アップダウンがあったりと、1kmとはいえ、意外とエネルギーが必要なコースです。
今回の大会は、尾瀬戸倉地区の皆さま、尾瀬高校の生徒さま、ボランティアとランナーの皆さまが声を掛け合う、アットホームな雰囲気に包まれていました。例年、5月のGW頃から10月中旬がエントリー期間です。皆さまも来年、挑戦してみてはいかがでしょうか。
開会式の様子
スタート前のランナー
ロング富士見田代コーススタート
給水スポット
徒歩区間の富士見湿原
紅葉の木々の中を走るランナー