尾瀬戸倉温泉郷には、狭いエリアに「十二山(じゅうにさん)神社」「金剛堂」「武尊(ほたか)神社」の3つの神社があります。
以前(2022/5/16)もご紹介した「十二山神社」は、山で生活をおくる方々の神事を古くから執り行ってきた神社で、初詣の後に「お社を3回まわる」という独特な風習があります。
「金剛堂」は、弘法大師を祀った、商売繁盛や子孫繁栄など生活に密着した祈願を行う神社。
そして、戸倉区の入口にある「武尊神社」は、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祀った、霊山武尊山を中心とする山岳信仰の神社です。
尾瀬戸倉温泉郷の方々は新年の初詣としてこの3つの神社すべてを参拝することが多く、神様同士が喧嘩してしまわないかと、すこし心配にもなります。
尾瀬の深山で生活し、恩恵と共に脅威も享受してきた先人たちは、大自然への畏敬の念を込めて、この地にさまざまな神様を祀ったのでしょう。
雪深い尾瀬戸倉温泉郷は冬季も営業していますので、神社めぐりのあとの雪と温泉を楽しみに、訪れてみてはいかがでしょうか。
金剛堂は、弘法大使を祀った、商売繁盛、子孫繁栄などの生活面を祈願する神社
十二山神社は、十二様山の神を祀っている
武尊神社は、日本武尊を祀った霊山武尊山を中心とする山岳信仰の神社