5月17日、尾瀬ヶ原の河川に架かるすべての橋の橋板の設置が完了しました。
さぁ、これより尾瀬シーズンも本番に突入!と言いたいところですが、今年は残雪が多く、鳩待峠(はとまちとうげ)から山ノ鼻の間の登山道は、まだ半分ほどが雪の下。
今回は、そんな尾瀬ヶ原の様子をお知らせします。
今年のゴールデンウィーク頃は例年にない高い気温が続き、「(昭和)56年豪雪」以来の大雪と言われた尾瀬ヶ原では、川の流れのあるところは雪解け水に触れて早く雪が融け、それ以外のところはまだ雪が残っているという、一風変わった景色が広がっています。
さて、本題の「尾瀬ヶ原ミズバショウ開花予報」です。
@山ノ鼻研究見本園:6月初旬~6月中旬頃開花
至仏山からの湧き水の流れがあり雪解けはすすんでいますが、まだ低温のため、開花まではもう一息。
@下の大堀川ミズバショウ群生地:5月後半頃開花
雪解け水の増水により下の大堀川の融雪がすすみ、ミズバショウの開花も早め。
@竜宮周辺:6月初旬~6月後半頃開花
竜宮現象付近ではすでに雪が融けてミズバショウが開花していますが、竜宮十字路の長沢側にあるミズバショウ群生地は、今なお雪の下。
@赤田代、ヨシッポリ田代、下田代、東電小屋周辺:6月中旬~6月後半頃開花
今年はまだ残雪が多くあり、もう少しかかりそう。
各所まだ咲き始めていないところも多く、例年より少し遅めの開花予測ではありますが、川の近くは間もなく見頃になります。
瑞々しく小ぶりでかわいらしいミズバショウをご覧いただくには、残雪に負けず今の時期のおでかけがおススメです。
足もとには十分気を付けていただき、ミズバショウを見に「尾瀬に行こォゼ!」