発電方法の種類
揚水式
昼間の電力需要のピーク時の電力供給、出力の不安定な再生可能エネルギーの変動調整に活躍する発電方式で、主に地下につくる発電所と、これをはさむ上下の2つの調整池からなります。上部調整池から下部調整池に水を落として発電し、発電に使った水は下部調整池にためておきます。電気の使用量が少ない夜間などに、下部調整池から上部調整池に水をくみ上げ、再び発電に使うというように、一定量の水を繰り返して使用します。
流れ込み式
河川の流量をそのまま利用する方式です。豊水期(川の水が豊富なとき)と渇水期(川の水が少ないとき)の水量変化により発電量が変動します。
調整池式
河川の流量を調整池で調整して発電する方式です。取水ダムを大きくしたり、水路の途中に調整池をつくることにより、一日あるいは数日間の発電量をコントロールすることができます。
貯水池式
調整池より大きな貯水池を利用する方式です。雪どけ水や梅雨、台風の雨水などを貯水し、渇水期に利用するなど、年間を通した水量の調整ができます。