ダムトンネル内でのお酒貯蔵

東京電力リニューアブルパワーでは、主に群馬県・栃木県を中心とした利根川水系、長野県・新潟県にまたがる信濃川水系、山梨県の相模川・富士川水系に、合計163ヶ所、総出力約980万kWの水力発電所を保有しています。

そして、これらの水力発電所のダムには、建設時の調査用のトンネルや、水を堰き止めているコンクリートなどでつくられたダム堤体の内部に、保守点検用のトンネルがあります。

トンネルの内部は1年を通して温度変化が小さく、約10℃~15℃と涼しく保たれていてお酒の貯蔵に非常に良い環境であることから、地域の酒店の皆さまとダムトンネル内でお酒を貯蔵する取り組みを広げています。また、水力発電100%の電気料金プラン「アクアエナジー100」ご契約の特典として、この取り組みで作られた貯蔵酒をお客さまにも楽しんでいただく企画も検討しています。

当社設備を活用したダム酒MAP

ダムを利用したお酒貯蔵の取り組み一覧

貯蔵場所 住所 酒店等 代表銘柄 備考
七倉ダム(トンネル) 長野県大町市 薄井商店様 白馬錦 「アルプス湖洞貯蔵 瓶囲い秋熟」などを貯蔵。
南相木ダム(トンネル) 長野県南佐久郡南相木村 古屋酒造店様 深山桜 試験的取り組みとして、「深山桜」など4種類の日本酒4合瓶計24本を2箇所分けて貯蔵。
上日川ダム(トンネル) 山梨県甲州市 東夢ワイナリー様 - 「樽熟成 勝沼ビジュノワール-上日川ダム深層貯蔵」を貯蔵。

お酒搬入のようす

このように、ダムで貯蔵したお酒が美味しく育って地元の名産となり、たくさんのお客さまが訪れ、地元の方にも喜んでいただけるようになることを期待しています。

トンネル内の温度

七倉ダム(2018年4月〜8月)