2022年12月23日
東京電力ホールディングス株式会社

 当社は、東京都と連携し、都有施設におけるVPPの構築によるカーボンニュートラル実現に向けた事業を開始します。

 当社と東京都は、「エネルギー情勢を踏まえた電力の安定供給とカーボンニュートラルに向けた取組の加速に関する連携協定書」を締結し、カーボンニュートラルに向けた取り組みを推進してまいりました(2022年6月24日お知らせ済み)。
 本事業は、その一環として、東京都の施策である電力のHTT(「H」減らす・「T」創る・「T」蓄める)の取り組みに則り、太陽光発電設備・蓄電池・エネルギーマネジメントシステム等を導入し、都有施設におけるVPPを構築するものです。本取り組みにより、カーボンニュートラルや電力の安定供給につなげてまいります。
 当社は、電気の使い方が多様な都有施設の特徴を把握し、エネルギーマネジメントシステムによるエネルギーの最適運用により、都有施設間で相互に電力を融通します。
 本事業は2022年12月から2027年3月(最長)まで実施し、2050年ゼロエミッション東京の実現に向けて、再生可能エネルギー設置場所に限りがあるという課題を解決する都庁版VPP(都市型VPPモデル)を構築します。

 当社は、本事業において、2050年カーボンニュートラル実現に向け、自治体等との協働のもと、地域の再生可能エネルギーを最大限活用した自立・分散型エネルギーシステムを実装してまいります。また、地域全体のカーボンニュートラルの推進や防災性能を強化することで、面的に地域課題を解決する新たな価値を提供してまいります。

以 上

※ VPP(バーチャルパワープラント)
太陽光発電設備や蓄電池、電気自動車等の分散型エネルギーリソースを統合的に制御することで、発電所のような電力創出・調整機能が仮想的に構成されたもの

<参考>本事業のスキーム図

本事業のスキーム図

ページの先頭へ戻ります

  1. HOME
  2. リリース・お知らせ一覧
  3. プレスリリース
  4. プレスリリース2022年一覧
  5. 東京都有施設におけるVPPの構築によるカーボンニュートラル実現に向けた事業について
    ~2050年ゼロエミッション東京の実現に貢献します~