「核セキュリティ専門家評価委員会」の設置および第1回会合の開催について
2021年12月21日
東京電力ホールディングス株式会社
当社柏崎刈羽原子力発電所における「安全対策工事の一部未完了」、「IDカード不正使用」や「核物質防護設備の機能の一部喪失」など、地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまがご不安、ご不信を抱かれるような事案を発生させていることについて、改めて深くお詫び申し上げます。
当社は、同発電所におけるIDカード不正使用や核物質防護設備の機能の一部が喪失する事案に対する根本原因分析、改善措置活動の計画等を取りまとめ、原子力規制委員会へ報告しております。
この「改善措置報告書」では、改善措置の確実な浸透のために、第三者による評価を行うこととしており、12月7日、社外核セキュリティ専門家の視点で当社の核セキュリティに関わる取り組みを評価することを目的とした「核セキュリティ専門家評価委員会」を新たに設置いたしました。同委員会に評価いただく内容は以下のとおりです。
・改善措置計画の取り組み状況
・核セキュリティ文化醸成の取り組み状況
・核物質防護措置に関するパフォーマンス
また、12月23日、「核セキュリティ専門家評価委員会」の第1回の会合を柏崎刈羽原子力発電所において開催いたしますので、合わせてお知らせいたします。
当社は、「福島第一原子力発電所事故の反省と教訓」という原点に今一度立ち返り、発電所を生まれ変わらせるつもりで、発電所の安全性や業務品質を向上していくにあたり、同委員会からいただくご指摘や提言を反映し、抜本的な改革に取り組んでまいります。
以 上
別紙: