2021年9月22日
東京電力ホールディングス株式会社

 当社柏崎刈羽原子力発電所における「安全対策工事の一部未完了」、「核物質防護設備の機能の一部喪失」や「IDカード不正使用」など、地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまがご不安、ご不信を抱かれるような事案を発生させていることについて、改めて深くお詫び申し上げます。

 当社は、同発電所におけるIDカード不正使用や核物質防護設備の機能の一部が喪失する事案について、追加の原子力規制検査を実施する旨、通知を受けました。また、同発電所における一連の核物質防護事案について、直接原因や根本的な原因の特定、安全文化および核セキュリティ文化要素の劣化兆候(第3者により実施された評価を含む)を特定し、その内容を踏まえて、改善措置活動の計画を定め、本年9月23日迄に報告するよう指示を受けました。

2021年3月23日お知らせ済み

 当社は、原子力規制委員会の指示に基づき、検討を進め、本日(9月22日)、原子力規制委員会へ、同発電所におけるIDカード不正使用や核物質防護設備の機能の一部が喪失する事案に対する根本原因分析、改善措置活動の計画等を取りまとめ、社外委員のみで構成される第三者による独立検証委員会からの検証報告書もあわせ、原子力規制委員会へ報告いたしました。

 当社は、「福島第一原子力発電所事故の反省と教訓」という原点に今一度立ち返り、発電所を生まれ変わらせるつもりで、発電所の安全性や業務品質の向上に向け、改善措置活動を着実に進めるとともに、追加検査等に真摯に対応してまいります。

以 上

※以下、原子力規制委員会へ提出した報告書のうち、核セキュリティ上公開できる範囲を掲載
【添付資料】

【参考】

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