2016年5月31日
東京電力ホールディングス株式会社

 当社福島第二原子力発電所は、原子力事業者防災業務計画に基づき策定した復旧計画書に則り、プラントの冷温停止維持に係わる設備等の復旧を進めてまいりましたが、2012年5月17日に4号機、同年9月21日に共通設備における3・4号放水口モニタ設備、同年10月11日に3号機、2013年2月15日に2号機、同年2月18日に共通設備における1・2号放水口モニタ設備、同年5月30日に1号機において、冷温停止の維持に係わる設備等の本設設備への復旧が完了いたしました。
 これにより、復旧計画に基づく冷温停止維持に係わる設備等の復旧がすべて完了したことから、復旧計画書に係るこれまでの実施状況について報告書にとりまとめ、2013年6月5日、内閣総理大臣、原子力規制委員会、福島県知事、楢葉町長、富岡町長に提出しておりましたが、その後の原子力規制庁による立入検査をふまえ、報告書の記載について一部補正を行い、2015年9月4日に再提出しておりました。

2015年9月4日までにお知らせ済み

 その後、2015年9月24から25日にかけて行われた原子力規制庁による立入検査後の審査過程において、報告内容に不備が確認されたことから、実施状況報告書について再度補正を行い、本日、提出しましたので、お知らせいたします。

 引き続き、「特別な保全計画」に基づき、設備の計画的な点検を実施し、冷温停止維持に係わる設備等の健全性を確保していくとともに、福島第二原子力発電所の安全確保に万全を期してまいります。

以 上

* 特別な保全計画
 自然災害や事故等の発生によりプラントを長期に停止する場合や、プラントがその保守管理を行う観点から特別な状態にある場合に、当該プラントの状態に応じ、特別な措置(保守管理の方針策定、目標策定、実施計画策定及び実施、定期的な評価・反映)を講じることが法令で要求されており、これに基づいて策定した計画。
 福島第二原子力発電所1~4号機においては、2011年東北地方太平洋沖地震発生以降プラントが停止状態にあることから、原子炉の冷温停止を安定的に維持するために必要となる系統・機器について、「特別な保全計画(長期保管計画)」を定め、2012年3月16日、経済産業省原子力安全・保安院に保全計画の変更届出を行った。

〇添付資料

ページの先頭へ戻ります

  1. HOME
  2. リリース・お知らせ一覧
  3. プレスリリース
  4. プレスリリース2016年一覧
  5. 福島第二原子力発電所 原子力事業者防災業務計画に基づく復旧計画書に係る実施状況報告(最終報告)の補正の提出について