事案の詳細
事案の概要
進捗状況

柏崎刈羽原子力発電所 一連の不適切事案について

核物質防護設備の機能の一部喪失核物質防護設備の機能の
一部喪失

2021年3月に原子力規制委員会より指摘された
核物質防護設備の機能の一部喪失事案について調査を実施しました。
現在、調査結果に基づいて様々な対策を実施しております。
2021年3月に原子力規制委員会より指摘された
核物質防護設備の機能の一部喪失事案について
調査を実施しました。
現在、調査結果に基づいて
様々な対策を実施しております。

直接原因とその背後要因

核物質防護設備の機能の一部喪失が発生してしまった直接原因は何か。
その背後要因は何か。
さらにその深層にある要因は何か、深掘して特定しました。
核物質防護設備の機能の一部喪失が
発生してしまった直接原因は何か。
その背後要因は何か。
さらにその深層にある要因は何か、
深掘して特定しました。

背後要因・深層要因の対策

核物質防護設備の機能の一部喪失における背後要因と深層要因への対策を実施しております。核物質防護設備の機能の
一部喪失における背後要因と
深層要因への対策を実施しております。

  • 背後要因 ①(組織的・技術的要因)

    防護管理グループは、影響評価を行わずに保守管理体制を変更しました。

    対策 実施状況

    運転員及び見張人の適格性を確認しています。

    実施継続中

    変更管理プロセスの見直しと教育プログラムの作成を実施します。

    短期※1
    対策と実施状況
    実施継続中

    運転員及び見張人の適格性を確認しています。

    短期※1

    変更管理プロセスの見直しと教育プログラムの作成を実施します。

  • 背後要因 ②(設備的要因)

    発電所の核物質防護部門は、設備更新を行ないませんでした。

    対策 実施状況

    保全計画(点検計画・取替計画)の整備をしていきます。

    短期※1
    対策と実施状況
    短期※1

    保全計画(点検計画・取替計画)の整備をしていきます。

  • 背後要因 ③(組織的要因)

    発電所上層部は、業務内容に見合った要員を配置しませんでした。

    対策 実施状況

    核物質防護部門の要員を強化していきます。

    短期※1

    核物質防護部門の人事ローテーション方針を作成します。

    短期※1
    対策と実施状況
    短期※1

    核物質防護部門の要員を強化していきます。

    短期※1

    核物質防護部門の人事ローテーション方針を作成します。

  • 背後要因 ④(組織的要因)

    防護管理グループ・本社運営管理部・発電所上層部は、課題を把握・是正できませんでした。

    対策 実施状況

    セキュリティ分野の本社-発電所間の機能や責任などの見直しをしていきます。

    短期※1

    核物質防護に関わる不適合案件の公表方針を策定しました。

    実施済み

    他電力相互レビューを継続実施していきます。

    実施継続中

    核物質防護部門と所内とのコミュニケーションを改善していきます。

    短期※1
    対策と実施状況
    短期※1

    セキュリティ分野の本社-発電所間の機能や責任などの見直しをしていきます。

    実施済み

    核物質防護に関わる不適合案件の公表方針を策定しました。

    実施継続中

    他電力相互レビューを継続実施していきます。

    短期※1

    核物質防護部門と所内とのコミュニケーションを改善していきます。

  • 背後要因 ⑤(人的・組織的要因)

    防護管理グループは、法令要求の理解や知識が浅く、かつ、長期にわたり、ルール化・文書化・運用の見直しを進めませんでした。

    対策 実施状況

    代替措置に関するルールを明確化しました。

    実施済み

    機能復旧の復旧期間目途を明確化しました。

    実施済み

    発電所間運用統一のため、基本マニュアルなどの文書を整備していきます。

    中期※1
    対策と実施状況
    実施済み

    代替措置に関するルールを明確化しました。

    実施済み

    機能復旧の復旧期間目途を明確化しました。

    中期※1

    発電所間運用統一のため、基本マニュアルなどの文書を整備していきます。

    • ※1「短期」:改善措置の報告を起点として半年以内に対策を講じるもの。
    • ※2「中期」:改善措置の報告を起点として1年以内を目処に対策を講じるもの。
  • 深層要因

    原子力・立地本部(本社・発電所)は、核物質防護にかかる新たな脅威に対し、自発的に取り組むべきところを、原子力規制庁からの指摘以上の対応は行いませんでした。

    対策

    2事案共通の根本原因に関するページに記載しています。

「IDカード不正使用」事案との共通要因についても調査を実施しました。

「IDカード不正使用」と「核物質防護設備の機能の一部喪失」の2事案については、
第三者となる独立検証委員会より調査・原因分析の妥当性評価、組織文化の評価、改善策について提言いただき、
その提言内容を踏まえて原子力規制委員会に報告しています。