IDカード不正使用・核物質防護設備の機能の一部喪失
調査の概要IDカード不正使用
・核物質防護設備の
機能の一部喪失調査の概要
調査の体制
「IDカード不正使用」と「核物質防護設備の機能の一部喪失」の2事案について、
本社と発電所が一体となって調査を実施しました。
原子力・立地本部長、新潟本社代表と本社スタッフが柏崎刈羽原子力発電所に駐在し、
経営層が主体的に関与する調査体制を整備しました。
「IDカード不正使用」と
「核物質防護設備の機能の一部喪失」の
2事案について、
本社と発電所が一体となって調査を
実施しました。
原子力・立地本部長、
新潟本社代表と本社スタッフが
柏崎刈羽原子力発電所に駐在し、
経営層が主体的に関与する
調査体制を整備しました。
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< 核物質防護事案の検討体制 >
調査の視点
以下の視点で、2事案の原因を調査・分析しました。
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IDカード不正使用
- ・なぜ厳格な警備業務を行えなかったのか?
- ・核物質防護の重要性について、発電所員は十分に理解していたか?
- ・厳格な核物質防護に対する手段は十分であったか?
- ・発電所幹部の関与は適切であったか?
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核物質防護設備の機能の一部喪失
- ・なぜ設備の点検・保守が速やかに行われなかったのか?
- ・なぜ代替措置に実効性があると判断したのか?
- ・なぜその代替措置が継続したのか?
- ・発電所幹部の関与は適切であったのか?
調査手法
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個別事案に対する調査分析
- ・記録・文書の確認
- ・関係者へのヒアリング
- ・他電力相互レビュー
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核物質防護業務全体の総点検
- ・法令要求事項に対するマニュアルへの展開状況の確認。
- ・法令に照らした業務の運用状況の適合性・解釈の妥当性を確認。
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組織文化の調査分析
- ・所員と経営層の対話活動の実施。
- ・社員、協力企業社員へのアンケート実施。
- ・経営層、本社原子力部門へのヒアリング。
分析結果や対策立案内容については社外委員のみで構成される「独立検証委員会」による第三者評価を実施いただき、
同委員からの提言を改善措置計画に反映しました。
同委員からの提言を改善措置計画に反映しました。