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2号機復水器の点検・補修結果について
 当所2号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)は、定格出力で運転中のところ、平成16年7月27日より、3台ある主復水器*1のうち1台の水室*2(B2)の導電率*3が一時的に上昇する事象が認められました。当事象は復水器細管からのわずかな海水漏れ込みがあることを示しておりますが、直ちに原子炉への影響が生じるものではありません。
 8月11日より上昇の頻度が増えたことから、8月12日から監視強化を図ってまいりましたが、その後も一時的な導電率の上昇が継続しているため、設備保全の観点から、9月6日より発電機出力を約35万キロワットまで降下させ、当該復水器の点検・補修を行うことといたしました。(8月12日9月3日お知らせ済み)

 点検の結果、導電率に上昇傾向が認められた当該水室の細管1本からの海水の漏れ込みが確認されたため、当該細管に閉止栓を取り付けました。また、予防保全の観点から、当該水室の全細管8,436本のうち19本について、閉止栓を取り付けました。
 当該復水器は、十分な蒸気の冷却機能を有していることから、閉止栓による復水器の機能への影響はありません。

 なお、2号機は、点検・補修終了後、本日午後2時より発電機出力を上昇させており、9月11日午前4時30分頃、定格出力に到達する予定です。
 
以 上
 

*1 主復水器
 タービンを回した蒸気を海水により冷却し水に戻す機器。
*2 水室
 1台の主復水器は2つの水室を有している。
*3 導電率
 電気の流れ易さの指標であり、水分中に塩分等が多いと電気が流れやすくなり、数値が高くなる。復水器の導電率測定の主な目的は、海水漏れ込みの早期検知。



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