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1・2号機主排気筒における微量な放射性物質の検出について(続報)
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平成16年1月28日(水)午前11時頃、1・2号機主排気筒粒子状物質定例測定において、粒子状物質(コバルト60等)が検出されました。
(平成16年1月28日お知らせ済)
現在、同測定試料の定例分析を行っておりますが、2月4日に、アルファ線を放出する物質*1が検出されましたのでお知らせいたします。
主排気筒での測定データをもとに周辺監視区域外における濃度を評価したところ、5.5×10-16ベクレル/cm3あり、この値は空気中の濃度限度2×10-10ベクレル/cm3(告示濃度*2)に比べ約36万分の1と十分低い値です。
なお、1・2号機主排気筒モニタおよび敷地境界近傍に設置されているダストモニタ*3に有意な変動はなく、周辺環境への影響はありません。
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以 上
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*1 アルファ線を放出する物質 |
ウランやプルトニウム等、アルファ線を放出する物質
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*2 告示濃度 |
「実用発電原子炉の設置、運転等に関する規則の規定に基づく線量当量限度等を定める告示」の(周辺監視区域外の空気中の濃度限度(3ヶ月についての平均))
アルファ線を放出する物質の種類が明らかでない場合には、濃度限度2×10-10ベクレル/cm3と定められている。
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*3 敷地境界近傍に設置されているダストモニタ |
発電所敷地境界近傍で空気中の塵を連続的に集塵し、含まれている放射能を測定している計測器。 |
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主排気筒モニタに関するページはこちら
http://www.tepco.co.jp/fukushima1-np/monitoring/index3.html |
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(注) |
周辺監視区域外における濃度評価の値と告示濃度との比較の値に誤りがあり、平成16年5月12日、訂正のお知らせをいたしました。
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1.周辺監視区域外における濃度評価の値
(誤)1.4×10-16ベクレル/cm3
(正)5.5×10-16ベクレル/cm3
2.告示濃度との比較の値
(誤)約100万分の1
(正)約 36万分の1 |
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