福島第一原子力発電所では、廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚等会議で決定される「東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」に基づいて廃炉作業を進めています。2011年12月に決定した「中長期ロードマップ」は、廃炉作業の進展に伴って明らかになってきた現場の状況などを踏まえて、継続的な見直しを行っています。
中長期ロードマップの目標行程(マイルストーン)
対策の進捗状況を分かりやすく示す目標工程
汚染水対策 | 汚染水発生量を150m3/日程度に抑制※1 | 2020年内 達成 | |
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汚染水発生量を100m3/日以下に抑制※1 | 2025年内 達成※2 | ||
滞留水処理 | 建屋内滞留水処理完了※3 | 2020年内 達成※3 | |
原子炉建屋滞留水を2020年末の半分程度に低減 | 2022年度~2024年度 達成 | ||
燃料取り出し | 1~6号機燃料取り出しの完了 | 2031年内 | |
1号機大型カバーの設置完了 | 2023年度頃※4 | ||
1号機燃料取り出しの開始※5 | 2027年度~2028年度 | ||
2号機燃料取り出しの開始※5 | 2024年度~2026年度 | ||
燃料デブリ取り出し | 初号機の燃料デブリ取り出しの開始 (2号機から着手。段階的に取り出し規模を拡大) |
2021年内※6 →2024年9月10日(2号機から着手※7) |
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廃棄物対策 | 処理・処分の方策とその安全性に関する技術的な見通し | 2021年度頃 達成 | |
ガレキ等の屋外一時保管解消 | 2028年度内 |
- ※1 更なる発生量の低減
- ※2 2023年度末で達成(2年程度前倒しで達成)今後も重層的な汚染水対策を継続し、2028年度迄に汚染水発生量を約50~70m3/日に抑制する方針
- ※3 1~3号機原子炉建屋、プロセス主建屋、高温焼却炉建屋を除く
- ※4 原子炉建屋周辺工事(1,2号機SGTS配管撤去工事他)との調整による影響を精査した結果に加え、原子炉建屋壁面の高線量箇所への安全対策が必要となったことから、1号機大型カバーは2025年夏頃に設置完了予定
- ※5 安全確保・飛散防止対策のため工法変更
- ※6 新型コロナウイルス感染拡大の影響及び、作業の安全性と確実性を高めるため、2024年10月頃の着手へ工程を見直し
- ※7 テレスコ式装置による2号機燃料デブリの試験的取り出し作業に着手(着手時刻は、テレスコ式装置の先端治具がX-6ペネ接続構造の隔離弁を通過した2024年9月10日、午前7時20分)