平成11年9月21日
東京電力株式会社
英国原子燃料会社(BNFL社)が関西電力(株)高浜発電所3号機用として
製造しているMOX燃料について、製造時のペレット外径測定データの一部に疑
義があるとの連絡を受けました。本件に関し、通商産業省資源エネルギー庁から
当社に対し、福島第一原子力発電所3号機に装荷する予定のMOX燃料について
も異なった製造者(ベルゴニュークリア社)ではあるが、念のためデータの確認
を行うよう指示がありました。(9月14日お知らせ済み)
当社としては、MOX燃料の製造に先立ち製造工場の技術能力や品質管理能力
を十分に確認しており、また製造中については当社社員による検査によってその
品質を十分確認しております。しかしながら、今回のBNFL社の問題に鑑み、
現地に調査員を派遣し調査を実施しました。なお、柏崎刈羽原子力発電所3号機
に装荷する予定のMOX燃料についても調査の対象としました。
現地調査の結果、品質管理上抽出されたペレット外径測定データについては、
測定したデータが直接コンピュータに取り込まれるシステムとなっており、作業
員の転記による不正は生じ得ないものであることから信頼できることを再確認し
ました。また、ペレット外径測定データ以外の品質管理データについても信頼で
きることを再確認しました。
よって本日、通商産業省資源エネルギー庁に本調査結果について報告しました
のでお知らせいたします。
以 上
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