プレスリリース 1999年

福島第一原子力発電所敷地外の近傍におけるオオタカの営巣について



                                               平成11年8月25日
                                               東京電力株式会社

 福島第一原子力発電所敷地外の近傍におきまして、ワシタカ類の巣が見
つかり、当社は8月中旬まで調査を進めてまいりましたが、調査の結果、
オオタカの巣であることが判明いたしました。また、オオタカはこの巣を
用いて営巣したものの、繁殖には至らなかったものと思われます。
 当社といたしましては、引き続き調査を継続するとともに、貴重種を積
極的に保護する観点から、最大限の保全に努めたいと考えております。具
体的な方策につきましては今後関係機関のご指導をいただきながら検討し
ていくことといたします。
 なお、既に提出しております7・8号機増設に係る環境影響調査書に記
述してあります平成7年から平成8年にかけて実施した現況調査では、同
地点に巣はなかったことを確認しておりました。
 今回の公表につきましては、巣の場所が当社の敷地外であること、繁殖
状況について確認がとれなかったこと、早期に公表した場合における第三
者の当該地への出入りなどによりオオタカの繁殖を阻害することが危惧さ
れたことから、これまで慎重を期してまいりました。

                                                           以上



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