「デジタルCATV放送実験協議会」の設立について
~CATVにおける放送のデジタル化を東電グループで技術的に検証~
平成11年6月1日
東京電力株式会社
当社と東京電設サービス(株)、(株)テプコケーブルテレビ、(株)関電工、日本
フィールド・エンジニアリング(株)、東京通信ネットワーク(株)は、本日、CA
TV(有線テレビ)のデジタル化に向けた技術的な検証を目的として「デジタル
CATV放送実験協議会」を設立いたしました。
当社はこれまで、送電線建設に伴うテレビ放送の難視聴対策として、約70万戸
のお客さまにCATVによるテレビ共同視聴施設を設置しており、平成元年から
は、当社の子会社である(株)テプコケーブルテレビがこの施設を有効活用して有
料放送事業を行っています。
現在、放送業界ではデジタル化が進展しつつあり、すでに平成8年からCS
(通信衛星)デジタル放送が開始され、さらに平成12年以降には、BS(放送衛
星)放送と地上放送においてもデジタル化の展開が計画されています。そうした
中、最も普及している地上放送については、視聴者の約4割にのぼる方がCAT
Vを利用していることから、CATVのデジタル化を推進することが不可欠にな
っております。
このたび設立した「デジタルCATV放送実験協議会」においては、CATV
におけるデジタル放送の実験を通じて、最適なデジタルCATV放送システムの
開発に向けた技術的検証を行い、CATVのデジタル化・高度化の早期実現の途
を探ることとしております。
また、将来デジタル化の進展により、放送の高画質化・多チャンネル化・高機
能化が実現するとともに、インターネットの併用による双方向サービスなど、多
様な放送・通信融合サービスの提供が期待されますが、当社は、同協議会に参加
するグループ各社とともに、本実験を通して、デジタルCATV放送の普及促進
をすすめてまいりたいと考えております。
以 上
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