「第2回 太陽光発電の実用性に関する研究テーマ公募および助成」について
~太陽光発電の研究を支援・9年度についで2回目の募集~
平成10年11月24日
東京電力株式会社
当社はかねてより、自社事業所へ太陽光発電や風力発電のシステムの導入をす
すめ(平成9年度末現在太陽光発電49ヶ所・約652kW、風力発電1ヶ所・300kW)、
研究・開発を行うとともに、お客さまが設置された太陽光発電や風力発電の設
備から生じる余剰電力を購入するなど(平成9年度購入実績:太陽光発電約270万
kWh、風力発電約130万kWh)、新エネルギーの一層の普及促進に向けた活動を展開
しております。
平成9年度からは、その一環として、実用化段階に達した太陽光発電技術の一
層の進展をはかるための新たな試みとして、太陽光発電の実用化に向けた研究テ
ーマを広く一般から募集し、6件のテーマを選定した上で、10年度末までの2年
間にわたり、1件あたり1,000万円(年額500万円)程度の研究の助成を行ってお
ります(別紙2参照)。
今回当社は、前回の実績を踏まえて、第2回目の研究助成を行うこととし、助
成を希望する研究テーマを募集いたします(別紙1参照)。
今回の助成の実施時期は平成11年度~12年度の2年間で、助成件数は5件を予
定しています。また、テーマの選考については、茅陽一慶応義塾大学教授を委員
長とする社外有識者および社内関係役員等で構成する審査委員会で厳正な審査を
行い、3月下旬に決定・公表する予定です。
以 上
(別紙1)
「第2回 太陽光発電の実用性に関する研究テーマ公募および助成」
の概要
1.助成対象とする研究テーマ
「太陽光発電の電源としての実用性に関する研究」
2.助成件数 5件程度
3.研究期間 平成11年度~12年度(2年間)
(平成10年11月公募開始,平成11年3月末決定・発表)
4.申込締切日 平成11年1月末日
5.助成額 1件あたり1,000万円(年額500万円)程度とする。
助成金は、研究の遂行、成果の取りまとめに必要な
経費とする。
6.申込資格
個人またはグループ(企業等営利団体に所属されている方を除く)
7.審査方法
審査委員会で審査・選定。
<審査委員会の構成>
(委員長)茅 陽一 慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科教授
正田英介 東京理科大学理工学部電気工学科教授
山地憲治 東京大学大学院工学系研究科教授
本間琢也 筑波大学名誉教授、燃料電池開発情報センター
常任理事・事務局長(前NEDO理事)
鈴木 胖 摂南大学工学部電気工学科教授
谷 辰夫 東京理科大学工学部電気工学科教授
高橋 清 帝京科学大学理工学部電子・情報科学科教授
富山朔太郎 前工業技術院電子技術総合研究所長
種市 健 東京電力取締役副社長・技術開発本部長
勝俣恒久 東京電力常務取締役
大西博康 東京電力・技術開発本部副本部長
築舘勝利 東京電力企画部長
(別紙2)
「第1回 太陽光発電の実用性に関する研究テーマ公募および研究助成」
結果について
(1)応募状況
・公募期間…平成9年3月27日~5月17日
・応募件数…53件
・採択件数… 6件(大学:5件、一般:1件)
(2)採択研究の現状
・個々の打ち合わせや研究フォローを適宜行うとともに半期に1度報告を受
け、現在引き続き研究継続中(研究期間:9~10年度の2年間。詳細につ
いては別添資料参照)です。
(3)研究成果報告会の実施予定
・本助成事業のPRや太陽光発電の現状レベルを広く再認識していただくこ
とを目的として、第1、2回の助成者や国内の太陽光発電研究者を中心と
して平成11年度に「TEPCO太陽電池シンポジウム(仮称)」実施を予
定しております。
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