平成10年11月6日
東京電力株式会社
平成10年度上期賞与について、本日午後1時40分、東電労組との間で、
1.0か月+535,000円で妥結いたしました。
支給月数は2.51か月と、昨年を0.06か月下回り(昭和46年
以来の大幅な減)、支給総額は昨年と同額の890,000円となりま
した。
なお、今回は、来春からの「夏冬型」交渉方式への移行を前提とした
組合の要求に対応して、上期分のみの回答となっております。
当社の平成10年度上期の販売電力量は、産業用需要が生産調整の影響
で前年割れとなったことなどから、全体では対前年同期比で 0.5%の伸
びに止まりました。
また、本年2月に平均 4.2%の電気料金引下げを実施したことに加え
て、電力小売りの自由化が確実に視野に入ってきた今日、これに備え競
争を勝ち抜く強靱な企業体質を作り上げることが急務であり、10兆円
を超える負債を抱え自己資本比率も10.4%(9年度末)という極めて脆
弱な財務体質を早急に改善することがまず重要であります。
こうした厳しい経営状況の下で、組合との間でかつてなく難しい折衝
を重ねてまいりましたが、最終的に上記の内容で妥結いたしました。
以 上
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