平成10年10月13日
東京電力株式会社
すでにお知らせしましたとおり、使用済燃料輸送容器の内側に使う中性
子遮へい材の性能を確かめるために、容器の実機に似たモデル(モック
アップ)の中に入れて製造検査を行った際のデータについて、一部書き換
えの疑義が発生しました。(原電工事(株)が遮へい材の施工、検査を実
施)(10月7日お知らせ済み)
そのため、当社は、発電所構内輸送に使用している使用済燃料輸送容器
8基の中性子遮へい材データについて、原電工事(株)に対して調査を進
めておりました。
これまでの調査の結果、これらの使用済燃料輸送容器について、中性子
遮へい材の材料証明書の記載に、添付に示すように不整合があるとみられ
る容器が確認されましたのでお知らせします。
したがって、安全が確認されるまでの間、これらの容器を使用した発電
所構内輸送を見合わせることといたします。
これまで発電所構内輸送に使用した容器は、その都度表面および周辺
1mの放射線量を測定しており、いずれの場合も制限値を十分下回ってい
ることを確認しております。
なお、当社のMOX燃料輸送に供する輸送容器の製造において、
原電工事(株)は、中性子遮へい材の供給・施工に関わっておりません。
以 上
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