プレスリリース 1998年

(お知らせ) 定期検査中の福島第二原子力発電所2号機において実施した主な工事について


                                                    平成10年7月24日
                                                    東京電力株式会社

  当社・福島第二原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力110万キロワッ
ト)は、平成10年5月11日以来、第11回定期検査を実施し、7月19日午前
11時30分、発電を開始いたしましたが、今回実施した主な工事は以下のと
おりです。
  なお、溶接後熱処理温度記録の疑わしい箇所につきましては、本定期検
査において国の調査により健全性が確認されました。これにより、当社に
おいて対象となったは原子力プラントは、全て健全性が確認されたことと
なります。

(定期検査中に実施した主な工事)
1.燃料集合体の取替え
    燃料集合体 764体中180体を取り替えました。
2.出力領域計装検出器 の取替え
    出力領域計装検出器43本中6本を取り替えました。
3.制御棒の取替え
    福島第二原子力発電所1号機等で不具合のあったものと同型の制御棒
  を実績のある他タイプの新品の制御棒に取り替えました。なお、これら
  を取替後に点検した結果、異常は認められませんでした。
4.アクシデントマネジメント対策工事
    アクシデントマネジメント(注)対策として、原子炉減圧の自動化、
  耐圧強化ベント設備の追加等の工事を実施しました。

(注)アクシデントマネジメントとは、原子炉施設の安全性に関し、その
    安全性をより高めるために努力を重ねることが大切であるとの観点か
    ら、原子炉の設計における多重防護の配慮に加えて、現実に起こると
    は考えられない炉心損傷に至る事故(シビアアクシデント)に対して
    も、その発生防止、影響を緩和するための措置を講じておくというも
    ので、原子炉設置者である電力会社が自主的に行うこととしています。

                                                           以   上


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