プレスリリース 1998年

「電源遮断タイマー」の共同開発について


                                                 平成10年6月1日
                                                 東京電力株式会社
                                                 松下電工株式会社

  東京電力株式会社と松下電工株式会社は、今回、待機電力の節減および
電力需要のピークカットを目的とした電源遮断タイマーを共同開発いたし
ました。

  現在、1世帯あたりの待機電力は全消費電力量の10%台に達しており、
((財)省エネルギーセンター調べ)、これを電気料金に換算すると標準家
庭(280kWh/月)で年間8,000円程度になります。また、東京電力のサー
ビスエリアの住宅全体では、年間約73億kWhの待機電力が消費されている
計算になり、これは、群馬県全体の年間消費電力量の約半分に相当します。
  そこで今回、そうした待機電力のうち、不必要な部分を節減するととも
に、電力需要のピークカットにも寄与する電源遮断タイマーを開発いたし
ました。
  このタイマーは、電気が最も多く使用される午後1時に一旦電源を自動
的にカットします。その後はあらかじめお客さまによって設定された時刻
に自動で電源が入ります(ただし午後1時から2時までは、原則として電
源は入りません(注))。
  タイマー自身は 1.5Wの電力を消費するため、電気ジャーポット等消費
電力量の多い、ヒーター機能を有する商品にお使いいただくとより効果的
です。電気ジャーポットをこの電源遮断タイマーに接続して使用した場合
の電気料金の削減分は、年間約1,300円になります。
  また、東京電力のサービスエリアにおけるすべての電気ジャーポット(
約1,260万台)に対してこのタイマーが使用された場合、約 42万kWのピー
クカットとなります。

  なお、この電源遮断タイマーは「くりかえしタイマーこまめにカット」
として、松下電工株式会社から平成10年6月10日より発売されます(定価
3,600円)。東京電力としても、普及を目的として3,000個を購入し、謝礼
品として活用する予定です。

                                                           以  上

(注)通常、午後1時から2時までの間は電源は入りませんが、電源復旧
      用ボタンを利用した場合は通電します。


〈参  考〉

1.開発体制
  (1) 開発主体〈当開発での役割〉
    ・東京電力株式会社〈企画、計画、推進、総合評価〉
        住  所:〒100-0011  東京都千代田区内幸町1-1-3
        社  長:荒  木    浩
    ・松下電工株式会社〈企画、計画、推進、設計、試験、製造、総合評価〉
        住  所:〒571-8686  大阪府門真市大字門真1048
        社  長:今  井  清  輔
  (2) 開発期間
      平成9年6月~平成10年3月

2.お問い合わせ先
    ・東京電力株式会社  広報部
        住  所:〒100-0011  東京都千代田区内幸町1-1-3
        電  話:(03)3501-8111
    ・松下電工株式会社  広報室
        住  所:〒571-8686  大阪府門真市大字門真1048
        電  話:(06)909-7187


ページの先頭へ戻ります

公式アカウント:
  • 東京電力 公式Xアカウントのご案内ページへリンクします
  • facebook公式アカウントサイトへリンクします
  • Instagram公式アカウントサイトへリンクします
  • youtube公式アカウントサイトへリンクします
  • 東京電力 公式LINEアカウントのご案内ページへリンクします