平成10年3月18日
東京電力株式会社
平成10年度賃金改定について、本日3月18日14時30分からの団体交渉に
おいて、以下のとおり妥結をいたしました。
今年は、昨年実績(7,600円、2.72%)と比較して額・率ともマイナス
の内容で、金額で600円下回り、過去最低だった昨年の率より0.24ポイン
ト減となっております。
[賃金改定妥結内容]
年齢30才・勤続12年の指導職について
7,000円(定昇込み) 2.48%
[組合要求]
年齢30才・勤続12年の指導職について
12,300円(定昇込み) 4.4 %
当社は、設備投資の抑制、負荷平準化の推進、業務全般にわたる合理化
・簡素化などの経営効率化に取り組んできており、これまでの徹底したコ
ストダウン努力の成果と、今後のさらなる経営効率化努力を織り込み、本
年2月に電気料金の引き下げを実施しました。
一方、電力市場への競争導入の論議が本格化しており、効率と競争を軸
とする時代の流れに対応するためには、スリムで強靱な企業体質を作り上
げることが重要であり、経営の効率化を加速させ、さらなるコストダウン
努力を進めることが必要となっています。
今年の賃金改定交渉は、こうした厳しい状況下においてなされ、経営諸
課題への組合員の真剣な取り組みを評価するよう強く主張する組合との間
で、交渉は大変難航しましたが、最終的に、以上のとおり妥結をみるにい
たりました。
以 上
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