プレスリリース 1998年

柏崎刈羽原子力発電所1号機の燃料集合体の不具合について


                                
                        平成10年1月30日
                        東京電力株式会社

 すでにお知らせいたしましたとおり、当社は、柏崎刈羽原子力発電所
1号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)を定格出力で運転中
のところ、復水器と活性炭ホールドアップ装置との間に設置されている
排ガス放射線モニタの値が増加する傾向が認められましたので、調査の
ために1月17日原子炉を停止いたしました。
 燃料集合体全数(764体)について漏えい検査を行った結果、原子
炉内の炉水に放射性物質が漏えいしている燃料集合体1体を確認するこ
とができ、この漏えいにより排ガス放射線モニタの値が増加傾向となっ
たものと推定されます。
 また、この燃料集合体について水中カメラで外観検査を行ったところ
、燃料棒に1cm程度のすじ状の傷を確認しております。
 さらに、念のため他の燃料集合体6体について外観検査を行ったとこ
ろ、2体の燃料集合体の一部のスペーサ(注)が正規の位置からずれている
ことが確認されました。
 原因については現在調査中です。

                              以 上


(注)スペーサとは、燃料棒と燃料棒の間を所定の間隔に保つための部品です。


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