平成10年1月7日
東京電力株式会社
中部電力株式会社
関西電力株式会社
九州電力株式会社
第3回目の返還ガラス固化体60本の所有者である各電力会社は、本日、平成9
年10月2日付けをもって申請しました事業所外廃棄確認申請書の補正を国(科学
技術庁)に提出しました。
このたびの補正は、本年10月中旬から12月上旬にかけて、仏国COGEMA
ラ・アーグ再処理工場において、ガラス固化体の外観が良であることを確認したこ
とから、申請書本文を一部補正したものであります。
また、仏国においては、外観の他、ガラス固化体にかかる測定を行っております。
この補正の要旨については別紙-1、測定結果については別紙-2のとおりです。
なお、今回提出しました「事業所外廃棄確認申請書本文の一部補正について」に
つきましては、日本原燃株式会社「サイクル情報コーナー(青森市)」で閲覧いた
だけます。
以 上
別紙-1
事業所外廃棄確認申請書の一部補正の要旨
(1)申請日 : 平成9年10月2日(平成10年1月7日一部補正)
(2)申請者 : 東京電力株式会社
中部電力株式会社
関西電力株式会社
九州電力株式会社
(3)補正の内容
事業所外廃棄確認申請書本文「輸入廃棄物の内容等」の内、「輸入廃棄物の内容」
に外観に関する記述を追加する。
「輸入廃棄物の内容」は以下のとおり。
○輸入廃棄物の内容:使用済燃料の再処理に伴い発生する高レベル放射性液体廃
棄物をステンレス鋼製容器にほうけい酸ガラスを固化材と
して固化したもの。
・外 観 :良
・閉じこめ :良
・容器材質 :仏国規格 Z15 CN24 13(JIS SUH 309相当)
・容器肉厚 :約5ミリ
以 上
別紙-2
仏国での測定結果について
第3回目の返還ガラス固化体の所有者である各電力会社は、仏国において返還対
象のガラス固化体(60本)について以下の測定等を実施しました。
実施項目は、以下のとおりです。
(1)外観
(2)閉じこめ
(3)表面汚染
また、事前にショットブラストによるガラス固化体表面の磨き上げ及び表面汚染
検査装置によるガラス固化体表面の拭き取りが行われていることについても確認し
ました。
平成9年10月13日~平成9年10月20日(第1回目)、平成9年11月3日~平成9
年11月10日(第2回目)及び平成9年11月24日~平成9年12月1日(第3回目)に
かけて実施した測定の結果、全ての項目が判定基準を満たしていることを確認いた
しました。
以 上
|