調整運転中の柏崎刈羽原子力発電所4号機の出力降下について
平成9年10月28日
東京電力株式会社
当社・柏崎刈羽原子力発電所4号機(沸騰水型、定格出力110万キロワ
ット)は、定期検査中のところ調整運転のため昨日発電を開始し、出力
上昇中のところ、本日午後6時04分、「A系原子炉自動スクラム」警報が
発生しましたが、当該警報は瞬時に解除できました。
このため、発電機出力を約42万キロワットから約30万キロワットへ降下
させ、原因を調査することとしました。
なお、外部への放射能の影響はありません。
また、資源エネルギ-庁による国際原子力事象評価尺度(INES)
暫定評価では0-とされております。
以 上
<参考>
「A系原子炉自動スクラム」警報とは、プラントに異常が生じた場合に
早期にこれを検知し、原子炉を自動的に停止させるための独立した2つの
系統のうち、A系統が作動したことを示す警報です。A系統のみの作動で
は実際には原子炉は自動停止には至りません。
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