プレスリリース 1997年

定期検査中における柏崎刈羽原子力発電所1号機のタービン駆動原子炉


給水ポンプ(A)出口逆止弁からの漏えいの原因と対策について

                                                 平成9年8月20日
                                                 東京電力株式会社

  既にお知らせ致しました通り、定期検査中の当社・柏崎刈羽原子力発電
所1号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は定格出力で調整運転
中のところ、8月19日午前6時50分頃、タービン建屋内にあるタービン駆
動原子炉給水ポンプ(A)の出口逆止弁付近より給水の漏えいが発見され
ました。このため、発電機出力を定格の110万キロワットから約54万キロ
ワットまで降下させ、当該給水ポンプの逆止弁の点検を行ってまいりまし
た。
  点検の結果、給水の漏えいは当該弁の鉄製のシール部(ガスケットリン
グ)(*)からであることが確認されました。
  原因は、前回の当該弁の分解点検(平成6年10月)の際、組立時にプラ
グが所定の位置まで押し込まれていなかったため、シール性能がプラント
の起動・停止に伴う熱影響および圧力変動により維持できなくなり、給水
が漏れ出たものと推定されます。
  このため、ガスケットリングを新品のものと取り替え、適切に再組立す
るとともに、組立時における作業管理を強化することとしました。
  なお、準備が整い次第、出力の上昇を開始する予定です。
  また、資源エネルギー庁による国際原子力事象評価尺度(INES)暫
定評価では0-  とされております。

                                                           以  上

(*)ガスケットリングを用いたシール部とは、プッシュボルトと弁箱と
      の間の水のシールを行っている部分です。

(注)本件は法律に基づく報告対象ではありません。


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