平成9年8月7日
東京電力株式会社
当社は、今年3月、太陽光発電の実用性に関する研究への助成を行うこ
とを発表いたしましたが、このたび、6件の研究について助成することを
決定いたしました。
当社は、従来から、新エネルギーの積極的な普及推進のため、事業所へ
の太陽光発電システム導入や、お客さまからの新エネルギー発電による余
剰電力の購入などにも前向きに取り組んでまいりました。
こうした活動の延長として、今年3月、太陽光発電の実用性に関する研
究に取り組んでいる研究者に対して、1件あたり1,000万円(年額500万円)
を限度とする助成を公募により行うことを発表いたしましたところ、大学
の研究者の方々を中心に53件ものご応募をいただきました。
これら研究案件につきまして、慶應義塾大学の茅陽一先生を委員長とす
る社外有識者の方々および社内関係役員で構成される審査委員会において
厳正に審査した結果、6件の研究への助成を決定したものです。
内容としては、太陽電池用材料、インバータ、地域的発電特性等に関す
る研究であり、太陽電池の実用性に関して多方面にわたる成果が期待でき
るものです。
研究期間は、今年度および平成10年度の2年間となっており、研究成果
についても、シンポジウムや学会誌などを通して広く一般に公表していた
だく予定です。
当社では、今後とも、こうした研究助成などの活動を通じて、太陽光発
電に対する正しい理解と、太陽光発電のさらなる普及を促進していきたい
と考えております。
以 上
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