平成9年6月12日
東京電力株式会社
業績の概況
平成8年度のわが国経済は、個人消費に力強さを欠いたものの、設
備投資などが堅調に推移し、景気は全体として緩やかな回復の動きを
続けた。
このような経済動向を背景として、収入面では、電気事業において、
産業用需要が前年度に比べ若干増加した一方、生活関連需要は、前年
度に比べ夏場の気温が低く、加えて暖冬の影響もあったことから伸び
悩み、結果として販売電力量は前年度をわずかに上回ったが、昨年
1月の電気料金改定による引下げの影響が大きかったことなどから、
売上高(営業収益)は前年度比0.3%減の5兆387億円となった。
一方、支出面では、電気事業において、大型電源の運転開始などに
よる減価償却費の大幅な増加や、為替レートの円安化および原油価格
の上昇による燃料費の増加などの負担増があったが、金利低下による
支払利息の負担減に加え、修繕費の削減並びに業務運営全般にわたる
合理化・効率化を徹底し、費用増加の抑制に努めた。
以上により、経常利益は1,465億円(前年度比13.4%減)、
当期利益は816億円(前年度比57.5%増)となった。
(決算短信他の発表資料については、省略させていただきます。)
以 上
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