プレスリリース 1997年

柏崎刈羽原子力発電所2号機の手動停止について


                                                  平成9年3月13日
                                                  東京電力株式会社
                                                                

  当社・柏崎刈羽原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力110万キロワ
ット)は、定期検査の最終段階にあり、3月9日から発電を開始しており
ました。本日、定格出力で調整運転中のところ、残留熱除去系(*1)(B系)
の原子炉格納容器内に設置されている逆止弁(*2)の開閉試験中に、最終的
に全閉になるべきところ、表示上は全閉とならなかったことから、原子炉を
停止し、詳細点検を行うことといたしました。
  このため、本日午後4時より出力降下を開始し、午後11時頃発電機解列、
明14日午前2時頃原子炉を停止する予定です。
  なお、これによる外部への放射能の影響はありません。
  また、資源エネルギー庁による国際原子力事象評価尺度(INES)暫
定評価では、0-とされております。


                                                            以  上


(*1)残留熱除去系とは、原子炉を停止した後の冷却(燃料の崩壊熱の除  
    去)や、非常時に原子炉水を維持する系統です。
(*2)逆止弁とは、一方向にだけ流体の流れを許し、反対方向には流れを阻
    止する働きを持つ弁です。


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