平成8年12月4日
電気事業連合会
東京電力株式会社
関西電力株式会社
四国電力株式会社
九州電力株式会社
日本原燃株式会社
海外再処理に伴う高レベル放射性廃棄物の第2回返還輸送にあた
り、日仏英の3国政府および事業者間で調整を進めてまいりました
が、このたび下記の内容で合意いたしましたのでお知らせいたしま
す。
記
日本の10電力会社と、フランスのCOGEMA社とは使用済燃料の
再処理に関する契約を締結し、これにより、発生した廃棄物は、使
用済燃料の再処理を委託した日本へ返還されることとなっています。
返還作業は1995年に開始され、同年フランスから日本への第1回の
輸送が行われました。
再処理によって、使用済燃料中の97%の価値のある、かつ再利
用可能な物質が回収され、残り3%の廃棄物が分離されて、ガラス
固化工程をへてガラス固化体の形に加工されています。
来年早期に受け入れを予定している第2回輸送については、予め
以下の情報を公表します。
○ 出港予定日、輸送船名、港名については、出港の1~2日前に
公表します。
○ 輸送ルート、および日本到着のおおよその時期については、出
港の1日後に公表します。
○ むつ小川原港への到着予定日については、到着の1週間前に公
表します。
上記ガラス固化体を含む原子力関連物質の輸送は、専用輸送容器
および専用船の設計など、確立した国際規制システムによって厳し
く管理されています。原子力関連物質の海上輸送は、1960年代
以来安全に行われています。
(電気事業連合会、COGEMA、BNFL)
以 上
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