平成8年3月14日
東京電力株式会社
本日、第132回電源開発調整審議会において、当社の品川火力発電所1
号系列(出力114万キロワット)の建設計画が、国の電源開発基本計画に
組み入れられました。
同発電所の建設計画の概要は別紙の通りです。
品川火力発電所は、1系列3軸構成の改良型コンバインドサイクル発電
方式(ACC=Advanced Combined Cycle)を採用します。完成時には、
出力が114万キロワットの発電所となり、当社の貴重な都内電源として、
平成13年7月から順次営業運転を開始する計画です。
この新しいプラントは、1300℃の燃焼ガスを利用するガスタービンと従
来型の蒸気タービンを組み合わせることによって、世界最高水準の熱効率
50パーセントを実現します。さらに、高性能の排煙脱硝装置を設置するな
ど環境対策に万全を期すとともに、緑化などにも十分配慮いたします。
なお、今回の計画は、これまでの老朽化した既設発電設備を廃止・撤去
し、新しい発電設備に更新(リプレース)するものです。
品川火力発電所1号系列の概要
1)所在地 東京都品川区東品川5丁目6番22号
2)敷地面積 約10万平方メートル
3)出 力 114万キロワット×1系列(1系列3軸構成)
4)発電設備 改良型コンバインドサイクル発電方式
5)燃 料 都市ガス
6)工 期 ・着工予定 平成10年4月
・営業運転開始予定 平成13年7月(38万kW)
平成13年11月(38万kW)
平成14年3月(38万kW)
7)建設費 約2,000億円
以 上
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