プレスリリース 1995年

福島第一原子力発電所6号機の手動停止の原因と対策について



                                                  平成7年11月29日
                                                  東京電力株式会社


  すでに11月25日にお知らせいたしましたとおり、当社・福島第一原子力
発電所6号機(沸騰水型、定格出力110 万キロワット)は、定格出力にて
運転中のところ、原子炉格納容器内下部にある床ドレンサンプピットへの
ドレン量に増加傾向がみられましたので、原子炉を停止し、詳細点検を行
ってまいりました。
  点検の結果、原子炉格納容器内にある原子炉給水系の逆止弁(逆流防止
のための弁)の水抜き配管に取付けられているドレン弁に異物等が噛み込
んだことにより弁座部から漏えいが生じ、給水のごく一部が漏れ出たもの
と判明いたしました。
  このため、当該ドレン弁の取替えを実施し、準備が整い次第、運転を再
開する予定です。
  なお、念のため、今後原子炉格納容器内の類似のドレン弁については、
開閉操作後のフラッシング(水による洗浄)等の対策を実施することとい
たします。
  また、資源エネルギー庁によるINES暫定評価では、0+とされてお
ります。

                                                            以  上



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