プレスリリース 1995年

定期検査中の福島第二原子力発電所2号機における出力領域計装検出器不具合の原因と対策について



                                                  平成7年11月13日
                                                  東京電力株式会社
                                                                
  すでに11月10日にお知らせいたしましたとおり、当社は、定期検査中の
福島第二原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力110 万キロワット) の
出力領域計装検出器1本が上部格子板からはずれていることについて、詳
細調査を行ってまいりました。
  調査の結果、炉内の洗浄作業の際に、出力領域計装検出器の損傷を防ぐ
ため保護カバーを取り付けましたが、炉内洗浄作業終了後、保護カバーを
取り外す作業において、出力領域計装検出器上部にあるストッパー部が保
護カバーにより押し下げられ、上部格子板からはずれたものと推定されま
す。
  このため、当該出力領域計装検出器を取り替えるとともに、保護カバー
を用いて作業する場合、水中テレビカメラにて上部格子板の下方より出力
領域計装検出器の据付状態を確認することといたしました。
  なお、資源エネルギ-庁によるINES暫定評価では、0+とされてお
ります。

                                                            以  上

  (注)本件は法律に基づく報告対象ではありません。
  (注)出力領域計装検出器とは、運転時の原子炉内の中性子測定装置で、
        原子炉内の出力を監視します。



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