トップページ > リリース・お知らせ一覧 > プレスリリース > 2015年 > 富津火力発電所4号系列第1軸における火災の調査結果を踏まえた4号系列第2軸・第3軸の安全対策および運転再開について
2015年10月13日
東京電力株式会社
2015年8月16日、当社富津火力発電所4号系列第1軸のガスタービンエンクロージャー*内において火災が発生いたしました。消火作業を円滑に行うため、4号系列第2軸・第3軸についても運転を停止いたしました。
(2015年8月17日お知らせ済み)
その後、第1軸ガスタービンを調査したところ、ガスタービンの点検孔をふさぐピン(ボアスコープピン)の折損・飛散によりガスタービンの動翼が破損し、ガスタービンに過大な振動が発生したことが判明いたしました。その結果、ガスタービン軸受の潤滑油配管継ぎ手部に損傷が生じて油が流出し、火災に至ったものと推定しております。
今回の調査結果を踏まえ、第1軸と同機種のガスタービンを使用している第2軸・第3軸については、ガスタービンの過大な振動発生の起因となったピンの取り外しを実施いたしました。さらには、万が一、過大な振動により潤滑油配管継ぎ手部から油が流出した場合においても周囲への漏えいを防止する対策等を講じております。
当社といたしましては、上記の安全対策が完了したことから、第1軸の消火作業に伴い停止していた第2軸・第3軸について、10月14日以降、順次運転を再開いたします。
なお、第1軸については安全最優先の下、引き続き復旧作業を実施してまいります。
地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに、多大なるご心配をお掛けしましたことを、改めてお詫び申し上げるとともに、引き続き電気の安定供給に努めてまいります。
以 上
○別紙
・調査結果ならびに安全対策の概要(PDF 226KB)
*エンクロージャー:タービン建屋内においてガスタービンを隔離する部屋のこと
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