トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2015年 > 側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えいについて(続報2)
2015年5月29日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所構内の35m盤の五差路から2・3号機建屋へ向かう道路(2・3号機建屋側への下り勾配)脇の側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えいについて、調査結果の続報です。
現場を確認したところ、耐圧ホースに約1cmの穴が確認されました。至近の1000tノッチタンクから3号機タービン建屋への移送実績を確認したところ、5月27日より実施しており、5月28日採取のK排水路排水口の全β値(暫定値:1,200Bq/L)および、下記の放射能分析結果については耐圧ホースからの水の漏えいの影響と判断しました。
港湾口連続モニタの値は通常8~12Bq/Lの範囲での変動しています。本日(5月29日)のデータは8~10Bq/Lであり、有意な変動はないことから、現時点では外洋への影響はないものと考えております。
本日(5月29日)採取した午前7時および午前11時50分のK排水路排水口の放射能分析結果は以下の通りです。
<5月29日午前7時> <5月29日午前11時50分>
・Cs-134 5.4Bq/L 15Bq/L
・Cs-137 22Bq/L 53Bq/L
・全ベータ 1,400Bq/L 1,200Bq/L
汚染した水が側溝からK排水路を経由し、港湾内に流出したことから、本日(5月29日)午後5時35分に核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第62条の3に基づき制定された、東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則第18条第11号「核燃料物質又は核燃料物質によって汚染された物が管理区域外で漏えいしたとき。」に該当すると判断いたしました。
以 上
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