2015年5月27日
東京電力株式会社

　当社は、本日、福島第一廃炉推進カンパニー・シニアバイスプレジデントに、日本原子力発電株式会社（以下、「原電」）の常務執行役員 村部 良和［むらべ よしかず］氏を、6月30日付けで招へい（出向扱い）することといたしました。

　当社と原電は、本年3月、「東京電力福島第一原子力発電所廃炉事業の協力に関する基本協定」を締結し、本協定に沿って、現在、約60名の原電グループ社員が、出向などにより福島第一原子力発電所の廃炉業務にご協力いただいております。
さらに、本年度上期中には100人規模へと増加、下期も拡大を検討することとしており、原電グループにご協力いただく業務範囲も拡がっていくことから、こうした協力体制をより確かなものとするため、村部氏を招へいすることとしたものです。

　村部氏は、原電において長年にわたる原子力発電所の運営経験や廃炉に関する幅広い知識を有していることから、両社の協力体制の中核として福島第一原子力発電所の廃炉作業の着実な推進に貢献していただきます。
具体的には、福島第一廃炉推進カンパニーに新たに設置するシニアバイスプレジデントとして、カンパニーの重要な意思決定に関わっていただくとともに、まずは、福島第一原子力発電所における廃棄物対策、5・6号機の安全維持、放射線・化学管理などを重点的に担務いただく予定です。

　当社は、引き続き原電グループからの人的協力を受けながら、福島第一原子力発電所の長期にわたる廃炉作業を安全かつ着実に取り組むと同時に、今後は、廃棄物対策等のプロジェクトを協働して進めることについても検討してまいります。

以　上