トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2015年 > 福島第一原子力発電所における高性能容器(HIC)ベント孔からの水の滴下について(続報2)
2015年4月9日
東京電力株式会社
高性能容器(HIC)ベント孔からの水の滴下についての調査状況の続報です。
本日(4月9日)26基のHICの現場調査を実施した結果、以下のとおり3基のHICの上蓋に水溜まりが確認されました。また、当該3基のHICのうち1基については、床面ゴムマット上にも水溜まりが確認されました。
なお、ボックスカルバート外への漏えいはありません。
・AN6ボックスカルバート内1基(HICの蓋外周部)
・AO7ボックスカルバート内1基(HICの蓋外周部及び床面ゴムマット上)
・AP6ボックスカルバート内1基(HICの蓋外周部)
また、AJ8ボックスカルバート内1基のHICについては、4月8日に増設多核種除去設備建屋内のHIC保管エリアへ輸送し、本日、HIC上蓋を開放し調査を行った結果、以下のことが確認されました。
・ HIC内包水の液位はHIC上蓋下面より低い位置にあること
・ HIC上蓋内空間部には液体が溜まっていること
・ HIC上蓋開放前に上蓋と本体の隙間にろ過水を注入したところ、ろ過水が
HIC内に流入すること 等
引き続き、AJ8ボックスカルバート内1基のHIC上蓋開放調査を継続致します。
なお、当該HICは輸送時の振動等の影響で状態変化が発生してしまったことも想定されるため、AJ5ボックスカルバート内1基のHICを対象に、第二保管施設でHIC上蓋開放調査を実施することを計画しております。
以 上
© Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc.