トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2014年 > 福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内瓦礫撤去作業中の燃料交換機操作卓の落下について(続報)
平成26年8月29日
東京電力株式会社
本日(8月29日)お知らせしております、3号機使用済燃料プール内瓦礫撤去作業中の燃料交換機操作卓の落下についての続報です。
プール内に落下した燃料交換機の操作卓は、燃料交換機撤去にあたり燃料ラック上部に設置した燃料防護用の養生材(鉄板高さ30㎝程度)と、瓦礫の間に落下していることを確認しました。
なお、瓦礫の下部に燃料が2体あることから、明日、水中カメラにて燃料ラックおよび燃料に損傷等がないことを確認する予定です。
3号機使用済燃料プール代替冷却系については、8月25日より停止しておりましたが、プール水の放射能分析のため、本日(8月29日)午後2時37分に起動しました。なお、プール水温度は冷却停止時の28.4℃から35.5℃まで上昇しましたが、運転上の制限値65℃に対して余裕があり、使用済燃料プール水温度の管理上問題ありませんでした。
使用済燃料プール水の放射能分析の結果、
・セシウム134:2.6×10^2 Bq/㎝3
・セシウム137:7.6×10^2 Bq/㎝3
・コバルト 60 :1.1×10^0 Bq/㎝3
定期的に実施する使用済燃料プール水の放射能分析結果と比較し、有意な変動はありませんでした。
プラントパラメータ等については、異常は確認されておりません。
【関連パラメータ(17時30分現在)】
・モニタリングポスト :有意な変化なし
・原子炉建屋オペフロ雰囲気線量 :有意な変化なし
・使用済燃料プール水位 :有意な変化なし
・スキマーサージタンク水位 :有意な変化なし
・当該エリアダストモニタ値 :有意な変化なし
なお、上記の関連パラメータについては継続監視を実施いたします。今後、有意な変動が確認された場合には、別途お知らせいたします。
以 上
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