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プレスリリース 2014年

50万ボルト送電線「西上武幹線」の運用開始について

平成26年6月26日
東京電力株式会社

 当社は、多重化された電力ネットワークを構築し、より安定した電気をお届けするため、平成18年1月から50万ボルト送電線「西上武[にしじょうぶ]幹線」の建設を進めてまいりましたが、このたび工事が完了し、本日より運用を開始いたしました。

 「西上武幹線」は、「西群馬開閉所」(群馬県吾妻[あがつま]郡中之条町)と「新所沢変電所」(埼玉県鶴ヶ島市)を結ぶ全長110.4kmの50万ボルト送電線で、当社の電力ネットワークの骨格を担う50万ボルト送電系統の一部となります。

 西上武幹線の特長は次のとおりです。

(1)災害に強い電力ネットワークの構築
 関東圏を取り巻く50万ボルト送電系統を相互に連系することで、より災害に強い電力ネットワークを構築しました。

(2)効率的な設備形成の推進
 本送電線のルートの大半(約83km)は、既設の27万5千ボルト送電線である「中東京幹線」や「安曇[あづみ]幹線」の送電用地を有効活用して建設するなど、効率的な設備形成を推進しました。

(3)原価低減に向けたコスト削減の推進
 仕様・設計の合理化、新工法の開発・適用拡大など、様々なコスト削減を推進し、建設費を抑制しました。
<主なコスト削減事例>
 ・鉄塔のコンパクト化・軽量化、安価な鋼材の適用拡大
 ・架線材(電線および電線付属品、金具等)の構造の簡素化
 ・1本杭基礎の開発および適用拡大等による基礎工事費の低減

 本送電線の建設にあたりまして、地域の皆さまをはじめ、関係各方面の皆さまから   多大なるご理解とご協力をいただき、深く感謝申し上げます。

 当社といたしましては、引き続き、電力設備の確実な運転・保守を含めた供給力の確保を着実に進めていくことで、安定的に電気をお届けする事業者としての責任を持続的に果たしていくとともに、経営基盤を確立して福島復興への責任を果たしてまいります。

以 上

<別紙>

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