トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2014年 > 福島第一原子力発電所汚染水タンクエリアに設置してある4,000トンノッチタンク群からの水漏れについて(続報3)
平成26年6月9日
東京電力株式会社
6月2日に発生した4,000トンノッチタンク群からの水漏れについての続報です。
6月3日に行ったノッチタンク群堰外側の線量測定に加え、6月4日、さらに排水弁周辺から測定範囲を拡大して線量測定を行ったところ、排水弁から約40m先まで連続的に0.004~0.028mSv/hの範囲で線量があることを確認しました。このため、ノッチタンクから滴下した水がノッチタンク群の堰の外へ漏えいしたものと、6月6日、判断しました。
また、ノッチタンクから滴下した水が堰の外に漏えいした量は、最大で約3.4m3、総放射能量は約2.5×10^8 Bqと評価しました。
<参考:6月6日公表資料>
福島第一原子力発電所 4,000トンノッチタンク群からの水の漏えいについて(その2)
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_140606_11-j.pdf
(以上、6月6日までに公表資料にてお知らせ済み)
当該ノッチタンク群に貯留していた水は、汚染水タンクエリア堰内に溜まった雨水ではあるものの、その中には、昨年8月19日に淡水化装置濃縮水の漏えいが確認されたH4北タンクエリアの堰内に溜まった雨水も含まれておりました。
H4北タンクエリアの堰内に溜まった雨水は、漏えいした淡水化装置濃縮水を回収した後にH4北タンクエリア堰内に溜まった雨水ではあるものの、堰内に汚染が残存しその影響で放射能濃度が高くなっていると考えられます。
本件については、堰内に溜まった雨水が流れ出たものと判断しておりましたが、関係箇所に確認した結果、過去の漏えいの影響で雨水の放射能濃度が高くなっており「核燃料物質により汚染された水の漏えい」と考えられることから、本日午後4時20分、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第62条の3に基づき制定された、東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則の第18条第12号「発電用原子炉施設の故障その他の不測の事態が生じたことにより、核燃料物質等(気体状のものを除く)が管理区域内で漏えいしたとき。」に該当すると判断いたしました。
以 上
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