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プレスリリース 2014年

葛野川発電所4号機の営業運転開始について

平成26年6月9日
東京電力株式会社

 当社は、本日、揚水式水力発電所である葛野川発電所4号機(最大出力40万kW)の営業運転を開始いたしました。

 葛野川発電所は、上部ダムと下部ダムとの714メートルの有効落差*1を利用して、最大出力160万kW(単機40万kW×4台)で発電を行う揚水式水力発電所であり、平成5年1月から建設工事を開始しました。
このたび営業運転を開始した4号機は、東日本大震災後に供給力を確保する観点から、平成32年度に営業運転を開始する計画を前倒しして建設を進めてきたもので、平成12年6月に営業運転を開始した2号機に続く3番目の号機となります。

 葛野川発電所4号機では、発電機に可変速機*2を採用いたしました。これにより、下部ダムへ水を落とす発電時の電力に加え、上部ダムへ水を汲み上げる揚水運転時に使用する電力も調整することができるため、電力系統を安定させる周波数維持機能が大幅に向上いたしました。
 また、ポンプ水車の効率が最も良くなる回転速度での運転が可能となり、発電時に流水によるポンプ水車の振動が低減するなど発電効率が向上いたしました。

 当社は、すでに営業運転を開始している1号機ならびに2号機も含めた葛野川発電所の安全・安定運転を行うとともに、引き続き、安全を最優先に、安定的に電力をお届けする事業者としての責任を持続的に果たしてまいります。

以 上

*1 有効落差
 葛野川発電所では、「超高落差ポンプ水車」の開発・採用しており、1つのポンプ水車で発電と汲み上げを行う揚水式水力発電所としては714mという世界最大級の有効落差を実現した。

*2 可変速機
 発電時や揚水運転時にポンプ水車の回転速度を変化させることができる発電機。発電時に加え、揚水運転時にも周波数調整運転が可能となるため、太陽光発電や風力発電など不安定な電源を導入した際の電力系統を安定させる周波数維持に有効である。

別紙

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