トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2014年 > 福島第一原子力発電所H4タンクエリア堰内水移送ラインからの水漏れについて(続報)
平成26年5月22日
東京電力株式会社
本日(5月22日)お知らせいたしました福島第一原子力発電所H4タンクエリア堰内水移送ラインからの水漏れについての続報です。
H4タンク周辺のパトロールを行った結果、異常のないこと、また、タンク水位に変動がないことから、H4タンクからの漏えいはないことを確認しました。
その後、漏えい箇所地表面の線量を測定したところ、雰囲気線量と同程度であることを確認しました。
<線量測定結果>
・漏えい箇所
地表面線量率(5cm距離) 70μm線量当量率(ベータ線) 0.00 mSv/h
1cm線量当量率(ガンマ線) 0.03 mSv/h
・H4堰外雰囲気線量率※1 70μm線量当量率(ベータ線) 0.00 mSv/h
1cm線量当量率(ガンマ線) 0.04 mSv/h
・H4堰内雰囲気線量率※2 70μm線量当量率(ベータ線) 0.00 mSv/h
1cm線量当量率(ガンマ線) 0.07 mSv/h
※1:地面から約150cm離れた位置
※2:堰内雨水表面から約150cm、タンク側面から約150cm離れた位置
また、H4タンクエリア堰内雨水を分析した結果は、以下のとおりでした。
セシウム134:検出限界値未満(検出限界値:11 Bq/L)
セシウム137:検出限界値未満(検出限界値:17 Bq/L)
全ベータ:16 Bq/L
ストロンチウム90:(現在分析中)
漏えい量については、移送ポンプの稼働時間と漏えい状況から、最大で約4m3と推定しました。
なお、漏えい水は外周堰内に留まっていることから、海への流出はないものと考えております。
当該移送ホースが割れた原因は、ホースの破損状況から、踏み付け等の外荷重によりホースが割れたものと推定しました。
対策として、当該ラインを含めた同様な移送ラインの外観確認を行い、同様な箇所が無いかを確認するとともに、再発防止のため、ホースの踏み付け防止の「注意喚起表示」の取り付けを行います。
以 上
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