トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2014年 > 福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)A系における処理運転再開および停止について
平成26年4月22日
東京電力株式会社
多核種除去設備(ALPS)A系については、平成26年3月27日に系統内のクロスフローフィルタ(CFF)から炭酸塩スラリー(*1)がろ過ライン側へ流出していることが確認されたため、同日より処理運転を停止しています。
その後、炭酸塩スラリーが流出しているA系のクロスフローフィルタの出口から、スラリー流出による影響があった吸着塔4Aの入口までの系統内洗浄を行っておりました。
本日(4月22日)午後4時15分、本作業が終了したことから、A系の処理運転を再開しましたが、その後の現場確認にて、ブースターポンプ(*2)1出口側より水を採取したところ、若干の白濁があること、カルシウム濃度が高いことを確認したため、午後6時6分に処理運転を停止しました。
(*1)炭酸塩スラリー:金属系の性質を含んだスラッジ(汚泥のようなもの)
(*2)ブースターポンプ:鉄共沈処理(有機物の除去、α核種の除去)や炭酸塩沈殿処理などをした水を吸着塔へ送るポンプ
<参考>
多核種除去設備の系統図は、下記資料の48ページをご参照ください。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images/l140218_03-j.pdf
以 上
© Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc.