トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2014年 > 福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)におけるHICからの吸着材とろ過水の混合物のオーバーフローおよびクロスフローフィルタAスキッドの漏えい警報発生について(続報)
平成26年4月16日
東京電力株式会社
多核種除去設備(ALPS)におけるHICからのオーバーフローおよびクロスフローフィルタAスキッドの漏えい警報発生についての続報です。
本件は多核種除去設備(ALPS)B系の吸着塔3Bから吸着材用の高性能容器(HIC)へ吸着材を排出する作業中に、わずかな吸着材を含むろ過水がHICからオーバーフローしたものであることが分かりました。
オーバーフローの原因については、現在調査中です。
オーバーフローした水の分析結果は以下のとおりです。
・セシウム134: 2,600 Bq/L
・セシウム137: 6,700 Bq/L
・全ベータ : 3,800,000 Bq/L(3.8×10^6 Bq/L)
また、詳細に現場を確認した結果、オーバーフロー範囲は約6m×約6m×深さ約3cmであり、オーバーフロー量は約1.1m3であることが分かりました。
今回の多核種除去設備(ALPS)におけるHICからのオーバーフローでの全ガンマ核種による放射能量は、約1.0×10^7Bq、全ベータ核種による放射能量は、約4.2×10^9Bqと算出しております。
また、「クロスフローフィルタAスキッド2近傍タメマス漏えい」警報が発生した件については、多核種除去設備(ALPS)におけるHICからのオーバーフローが原因であることが分かりました。
以 上
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