トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2014年 > 福島第一原子力発電所ろ過水タンク堰からの溢水の発生について(続報)
平成26年4月4日
東京電力株式会社
No.1ろ過水タンク堰からの溢水についての続報です。
溢水時、強い降雨に対応して当該堰内水をノッチタンク(3基)に移送しておりましたが、降雨量が多く溢水いたしました。
その後、吸引車により4,000m3ノッチタンクへ移送を開始し、本日午前8時25分、溢水が停止したことを確認しました。
No.2ノッチタンクの水については排出基準(※)を満足していることから、排水を開始します。
No.1,3ノッチタンク水については吸引車により、4,000m3ノッチタンクへの移送を行います。
各ノッチタンク内の水の放射性物質濃度の分析結果は以下のとおりです。
<No.1>
・セシウム137:39 Bq/L
・セシウム134:25 Bq/L
・ストロンチウム90:10 Bq/L *簡易測定結果
<No.2>
・セシウム137:検出限界値未満(検出限界値:18 Bq/L)
・セシウム134:検出限界値未満(検出限界値:12 Bq/L)
・ストロンチウム90:検出限界値未満(検出限界値:2.2 Bq/L)*簡易測定結果
<No.3>
・セシウム137:30 Bq/L
・セシウム134:検出限界値未満(検出限界値:12 Bq/L)
・ストロンチウム90:3 Bq/L *簡易測定結果
また、No.1ろ過水タンクは溶接式タンクであり、タンク内の水位は現在59.2%で、この数日は変化がないことから、タンク内の水の漏えいはないと判断しております。
なお、当該タンクには地下貯水槽No.1に貯水していた水が貯水されています。
※排出基準:
・セシウム134:15 Bq/L未満
・セシウム137:25 Bq/L未満
・その他のガンマ核種が検出されていないこと(天然核種を除く)
・ストロンチウム90:10 Bq/L未満(簡易測定法により計測)
・タンク内の水質等を参考に、他の核種も含めて告示濃度基準を満たすこと
以 上
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