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報道関係各位一斉メール 2014年

福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)B系の不具合ならびに全系統停止について(続報2)

平成26年3月24日
東京電力株式会社

 多核種除去設備(ALPS)B系の不具合ならびに全系統停止についての続報です。

 多核種除去設備B系出口水に高い放射能濃度(全ベータ)が確認された件における原因調査結果および今後の対応について、お知らせいたします。


【原因調査結果】
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・多核種除去設備(ALPS)B系前処理装置のクロスフローフィルタ(※)の不具合(不具合状況は調査中)により、透過した炭酸塩(多量のストロンチウムを含む)が、除去装置の吸着塔内に残存し、時間をかけて下流に流れ、水質が中和される塩酸注入点以降で溶解し、多核種除去設備(ALPS)B系出口まで到達し、放射能濃度が上昇したものと推定しています。

 ※クロスフローフィルタ
  後段の吸着塔でストロンチウム吸着を阻害するイオン(マグネシウムやカルシウム等)の炭酸塩を除去するフィルタ
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【今後の対応】
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・クロスフローフィルタを透過した炭酸塩が吸着塔に捕獲された場合は、吸着塔の差圧上昇が生じることから、今後当該差圧が上昇した際には、透過した炭酸塩によるものかを確認し、炭酸塩の透過による場合は多核種除去設備(ALPS)の処理運転を停止し、原因調査を実施する運用とします。
・また、処理水タンク(Jエリアタンク等)への汚染拡大防止のため、処理水タンクへ移送する都度、サンプルタンク水の測定を実施し、異常のないことを確認した後に移送を行う運用とします。
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 本日準備が整い次第、多核種除去設備(ALPS)A系およびC系の運転を再開し、汚染水が流入した系統の浄化運転を開始する予定です。

【参考】
 多核種除去設備の系統図は、下記資料の48ページをご参照ください。
 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images/l140218_03-j.pdf

 

以 上

 

 

 

 


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